1.お話の舞台は古材を使った、全部手作りのドールハウス。アイテムのひとつひとつにくぎづけになります!2.かわいいマウスの女の子ユリアと、親友サムのかわいい冒険物語におもわず笑みがこぼれます。3.著者は母とふたりの貧しい子供時代を送る。周囲からの差別、母の病死、父からの虐待を受け、15歳で家出。結婚後、アムステルダム市議会議員に当選し、のちにアーティストに。4人の子どもの母親。4、オランダの小さな出版社で発売され、2日で完売。2ヶ月で6万部という記録的えほんです。
著者のカリーナは自分の背丈を超える大きな、そして精緻なドールハウスを3年の歳月をかけて手作りしました。そこにかわいいマウスの人形をおくと、たちまち物語がうまれました。カリーナはそれを写真に撮って、絵本『サムとユリア』をつくりました。オランダの小さな出版社から発売されるや、2日で完売!記録的な大人気絵本の誕生です。ドールハウスで繰り広げられるマウスたちの暮らしは、かわいいストーリだけでなく、ひとつひとつのアイテムを見る楽しみに彩られています。見ている方もおもわず作りたくなる、創作意欲が刺激される絵本です。
1960年6月、オランダ、ライデン市の貧しい地区に生まれる。幼少時は母とのふたり暮らし。母親がインドネシア系であったため、ふたりはひどい差別を受ける。9歳の時、母親が移動サーカス団の団長と恋に落ちたことで、カリーナは休みのたびにサーカスに連れて行かれ、そこで芸を仕込まれる。動物好きのカリーナには楽しい日々だった。13歳の時、母親が病死。15歳の時、アムステルダムへ移る。そこで出会った学生と恋に落ち、結婚。4人の子どもに恵まれる。子どもの学校教育を通して政治意識に目覚める。2002年、アムステルダム市議会議員選挙に立候補し、当選。2004年、自身の半生を書いた『Motherless(母のない子)』を出版する。市議会では教育問題や人身売買問題に取り組む。2007年、彼女の活動に対して、ハリエット・フリーザリング賞が贈られる。6年の任期を満了し、2008年に政界から引退し、アート作品を作りはじめる。最初は大きな像を作っていたが、腕をいためたことから、小さな作品づくりに没頭。3年の歳月を費やして、精巧につくられたドールハウスを完成させる。その結果、生まれたのが、本書『マウスマンション サムとユリア』である。発売後2日で初版完売というオランダでの記録的ベストセラー絵本になる。